ウミネコ子育て真っ盛り 隠岐でもひな すくすく

褐色のひなを見守る親鳥=島根県隠岐の島町布施
 島根県隠岐の島町布施の布施漁港内にある平島付近で、ウミネコの子育てが真っ盛りだ。白色の成鳥に交じり、褐色のひなが島上などを闊歩(かっぽ)する愛らしい姿が住民らを癒やしている。

 隠岐の動植物に詳しい同町卯敷の環境省自然公園指導員、野津大さん(73)によると、漁港船着き場から約50メートル地点の平島周辺はウミネコの集団繁殖地で、毎年11月ごろに数百羽が集まり、越冬する。4月には一部が同島や周辺の島、防波堤などで産卵し、5月にふ化。多くが8月までに北へと旅立つという。

 平島周辺では推計約350羽のウミネコが羽を休め、6羽以上のひなが確認された。「ミャーオ、ミャーオ」「クワッ、クワッ」などとなく成鳥の声に交じり、ひなの「ピィー、ピィー」といった声も聞こえ、近くの町役場布施支所から双眼鏡で、仲むつまじい成鳥とひなの姿を観察する町民もいた。

 野津さんは「貴重な繁殖地。今後も保護活動を続け、見守りたい」と話している。

2017年5月24日 無断転載禁止