輝(き)らりキッズ 輝く事務次官賞 国交省「土砂災害防止の絵画」

国土交通事務次官賞に選ばれた松村庄太郎さんの作品「土砂災害のおそろしさ」
 全中展入選へ 意欲(いよく)燃(も)やす

    松村 庄太郎(まつむら しょうたろう)さん (出雲・河南中2年)

      イメージ豊(ゆた)かに土砂(どしゃ)表現(ひょうげん)

 国土交通省主催(こくどこうつうしょうしゅさい)の2016年度「土砂災害防止(どしゃさいがいぼうし)に関する絵画(かいが)・作文」の中央審査(しんさ)会で、出雲(いずも)市神門(かんど)町、河南(かなん)中学校2年の松村庄太郎(まつむらしょうたろう)さん(13)が、絵画・中学校の部門で優秀(ゆうしゅう)賞に当たる国土交通事務次官(じむじかん)賞(15点)を受賞しました。3月に表彰(ひょうしょう)され、県立図書館(松江(まつえ)市内中原(うちなかばら)町)に展示(てんじ)されました。松村さんは「多くのコンクールに出して賞を取りたい」と話しています。

 小学校低学年の頃(ころ)から絵を描(か)くことが好きで、チラシの裏紙(うらがみ)にアニメやゲームのキャラクターを描いていました。中学校でどの部活に入ろうかと考えたとき、水泳の習い事などをしていましたが、「自分が得意とするところでやった方がいい」と思い、美術(びじゅつ)部への入部を決めたといいます。

 優秀賞を受賞した「土砂災害防止に関する絵画・作文」は、土砂災害に理解(りかい)や関心を持ってほしいと、国交省(こっこうしょう)と都道府県が6月の土砂災害防止月間に合わせ、絵画と作文を募集(ぼしゅう)しているコンクールで、絵画・中学校の部門に全国から1599点の応募(おうぼ)がありました。絵画の小学校、中学校の両部門で優秀賞を受賞するのは、県内では3年ぶりのことでした。

ポスターの制作に取り組む松村庄太郎さん=出雲市神門町、河南中学校
 松村さんは「土砂災害のおそろしさ」と題して、阪神大震災(はんしんだいしんさい)や広島の土砂災害の写真などを基(もと)に、土砂を悪魔(あくま)に見立て、「土砂のスピードや重みを訴(うった)えたかった」と町に襲(おそ)いかかるイメージで制作(せいさく)しました。

 「受賞できると思っていなかったので驚(おどろ)いた」と喜びながらも「背景(はいけい)の緑が明るすぎた」と振(ふ)り返り、日々、全体の統一感(とういつかん)が出る色のバランスを意識(いしき)しています。

 現在(げんざい)は、県が募集する愛鳥週間用ポスターを制作中。サギをモチーフに青を基調(きちょう)とした作品で、人の文化と鳥の文化が交(まじ)わるイメージから、人の手と鳥の羽を描(えが)いています。顧問(こもん)の蔵敷真弓教諭(くらしきまゆみきょうゆ)(59)は「発想が多様で、インパクトのある配色(はいしょく)ができているのがいいところ」と話し、今後の創作(そうさく)に期待しています。

 今年挑戦(ちょうせん)するという「アートクラブグランプリ in SAKAI」(全国中学校美術部作品展)は、完成した絵を撮影(さつえい)した写真を送り、審査を通過(つうか)した作品だけが、絵を審査してもらえるコンクール。松村さんは「部活を引退(いんたい)するまでに予選通過が目標。入選は夢(ゆめ)です」と謙虚(けんきょ)に話します。夢に向け、意欲(いよく)を燃(も)やしています。

 <プロフィル>

【好きな教科】 理科

【好きな食べ物】タマネギ料理

【趣味(しゅみ)】 読書

【好きな画家】オディロン・ルドン
       (フランス人)

2017年5月24日 無断転載禁止

こども新聞