取材の体験談 記者が紹介 米子高専で出前授業

印象深い取材現場での経験談を紹介する中田敦之記者
 教育に新聞を活用する県NIE推進協議会の出前授業が25日、鳥取県米子市彦名町の米子工業高等専門学校であり、読売新聞社鳥取支局の中田敦之記者(42)が「新聞記者の仕事」と題し、学生50人に仕事の魅力や印象深い取材現場での思い出などを紹介した。

 中田記者は各部署で担当してきた記事を示しながら「記者と取材相手という生身の人間同士の会話から記事が生まれている」と説明。会話からニュースの価値を引き出すことも仕事の一つとし、「いろいろな人と出会えることが、この仕事の一番の魅力だ」と強調した。

 折り紙作家の男性を取材した際の体験談では、男性が重い病を乗り越えて活動していることを一度は「書かないで」と止められたものの、後日再取材を申し込んで記事を書き直した逸話を紹介。「書くべきか否かを迫られることもある。記者がどのように悩みながら記事を書いているのかを、知ってもらえればうれしい」と話した。

 授業を受けた同校機械工学科4年の会見勇斗さん(18)は「記事が人と人との交流で作られていることを知った。テレビや携帯電話だけでなく、新聞も読もうと思う」と話した。

2017年5月26日 無断転載禁止

こども新聞