リズムよく児童ら田植え 益田・都茂小ではやしに合せ

田植えばやしを背にして、もち米の苗を手植えする児童たち
 アイガモ農法による米作りに取り組んでいる都茂小学校(島根県益田市美都町都茂)の児童約40人が27日、学校近くの水田で田植えを体験した。住民グループによる田植えばやしを背にして、ぬかるみに足を取られながら、もち米の苗を丁寧に手植えし、地元に伝わる農耕絵巻に親しむとともに、農業の大変さを実感した。

 同小では、児童を対象に約15年前から毎年、住民から借り受けた実習田(2アール)で稲作体験に取り組んでおり、8年前からは、アイガモを使って有機農業をしている同町山本の大河内正美さん(66)の指導で、アイガモ農法を学んでいる。

 この日は、保護者や住民ら約30人が見守る中、児童がミコトモチの苗約2700株を25センチ間隔で丁寧に植えた。約120年の伝統がある田植えばやしを継承する「わかて会」(城市充会長)のメンバー7人に児童7人が加わり、田植え歌に合わせて演奏やばちの受け渡しを披露し、体験学習をにぎやかに彩った。

 1年の大谷葵さん(6)は「田植えばやしのリズムに合わせて植えることができた」と笑顔。大河内さんは「子どもたちに、稲作の苦労や生き物を大切に育てる気持ちを覚えていてほしい」と望んだ。

 児童たちは30日に大河内さんからアイガモの幼鳥4羽を受け取り、6月初めに田んぼに放し、小屋作りや餌やりなど世話をする。9月末に収穫し、12月に餅つきをして住民と一緒に味わう。

2017年5月28日 無断転載禁止