「瑞風」ヒマワリ出迎え 山陰線横の長浜小児童ら のり面に種まき

校庭を背にして、瑞風が通るJR山陰線ののり面にヒマワリの種をまく児童
 6月17日に営業運転が始まるJR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の車窓を彩ろうと、浜田市長浜町の長浜小学校のPTA(中山良一会長)と児童らが27日、校庭に隣接するJR山陰線の線路ののり面にヒマワリの種をまいた。夏に開花する予定で、大輪の花と児童による出迎えで、山陰路の乗客を歓迎する。

 運行決定を機に官民で組織した「浜田地区おもてなし連絡会」に加わる市職員大賀浩文さん(44)が同小PTAの副会長を務めており、山陰線がすぐ近くを通る同小で「何かできないか」と小川豊校長(59)に相談したのがきっかけで、乗客を花でもてなすアイデアを発案した。

 27日はJRの許可を得て、草丈が2メートル以上になるヒマワリの種まきをした。市内の建設業「浜松左工所」の厚意で生育に適した土が用意され、保護者らがのり面の延長137メートルに土を敷き、児童が30センチ間隔で種をまいた。水やりなどの世話も児童が担い、8月ごろには、乗客の目を引く黄色い花が沿線に連なる。

 また、瑞風の上りダイヤが昼休みと重なるため児童たちが校庭で手を振る活動なども計画。同小PTAによるとJR側は熱意を受け、瑞風が近くを通過する際は徐行運転し汽笛を鳴らすほか、車内放送でも校庭に注目するよう案内するという。

 6年の宮田裕一君(11)は「瑞風が来るのは楽しみ。校庭で旗を振ります」と笑顔。小川校長は「子どもたちに、時代を象徴する列車の通過に胸を膨らませてもらいたい」と期待し、大賀さんは「浜田市内は通過だけだが、将来的には立ち寄り駅を設けてほしい」と願った。

2017年5月28日 無断転載禁止