石見銀山世界遺産10年 勇壮に祝う 和太鼓公演

ステージで重厚な音を響かせる「石見銀山天領太鼓」の団員たち
 石見銀山遺跡の世界遺産登録10周年を記念した和太鼓の公演が27日、島根県大田市大田町の市民会館であった。同市を拠点に活動し、昨年結成30年を迎えた和太鼓演奏グループ「石見銀山天領太鼓」(近藤尚良代表、14人)のメンバーが節目に彩りを添えようと、勇壮な太鼓の音を響かせた。

 同グループは、大田商工会議所青年部のメンバーが中心となり結成。現在は週2回の練習を続けながら、市内外の祭り、イベント、太鼓指導などで活躍している。

 この日披露したのは、同遺跡の開発や戦国大名による攻防、活況を呈する貿易の様子など、銀山の歴史を表現する創作組曲「龍が導きし輝く歴史」。ナレーションや音響、照明を駆使して歴史物語を再現した1時間半のステージに、約1千人の観客が大きな拍手を送った。

 和太鼓公演に先立ち、一般公募で集まった市民30人が、同グループの指導によるワークショップの成果を発表する演奏もあった。

 近藤代表(59)は「ワークショップ参加者とともに素晴らしい公演ができた。(世界遺産登録とグループ結成の)節目をこうして飾ることができ、本当にうれしい」と話した。

2017年5月29日 無断転載禁止