カヌー・中尾兄弟(出雲農林)圧勝 島根県高校総体

【カヌースプリント・男子カナディアンペア500メートル決勝】優勝した中尾一稀(右)、中尾勇稀組(出雲農林)=江の川くにびき国体記念会場
 第55回島根県高校総合体育大会の前期日程が26日、開幕した。初日はカヌースプリント、陸上、自転車トラックの3競技が行われ、カヌースプリントで、カヤックシングル男子の中西諒磨(島根中央)、同女子の菅原いおり(同)、カナディアンシングル男子の中尾一稀(出雲農林)、がそれぞれ個人2種目で優勝した。

 自転車トラック個人4種目で、播磨祐季(出雲工)が優勝。陸上の女子5000メートル競歩は三上真希(出雲)が26分8秒22で制した。自転車、陸上はともに6月の中国大会でインターハイ出場が決まる。

 前期日程は28日までの3日間で、第2日は27日、柔道、ボート、レスリングなど7競技が行われる。

 男子カナディアンペア500 加速苦しみながらも大差

 男子カナディアンペア500メートルは、出雲農林の中尾一稀(3年)と中尾勇稀(2年)の兄弟ペアが2着に約18秒差と圧勝した。ただ、目指すのは高校日本一で、「完成度はまだまだ。これからもっと速くなる」。一稀は力強く言い切った。

 スタートこそ良かったが、パドルをこぐ2人のタイミングが合わず加速に苦しんだ。「ピッチを上げたが、弟がついてこれなかった」と一稀。前に乗る自分がエンジン役で、後ろの勇稀がコントロールするが、この日は息が合わなかった。

 ペアを組んだのが今年1月と日が浅いが、本音で言い合い、切磋琢磨するのが兄弟の強み。一稀の厳しい言葉は期待の裏返しだ。兄の背中を追ってカヌーを始めた勇稀も自覚し、「頼ってばかりではいけない。もっと力をつけたい」と誓う。

 一稀は昨年のインターハイで先輩と組み、500メートルで準優勝、200メートルで県勢男子として初優勝した。「自分は去年の自分を超える。弟には(同じかじ役だった)先輩を超えてほしい」と一稀。兄弟ペアとして、インターハイで新たな歴史を刻むつもりだ。

2017年5月27日 無断転載禁止

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