YS11最期の展示飛行 ファンら退役惜しむ

航空ファンたちが見守る中、最後の展示飛行を披露するYS11=境港市小篠津町、航空自衛隊美保基地
 鳥取県境港市小篠津町の航空自衛隊美保基地で28日、恒例の航空祭があった。退役を控えたYS11が、最後の展示飛行を披露。ブルーインパルスや、同基地に配備されたばかりのC2輸送機も飛び、訪れた約5万人の航空ファンを楽しませた。

 YS11は1969年に同基地に配備され、人員や物資の輸送に使われてきたが、部品の製造が終了したのを受け、2015年から順次、退役が進んでいる。今回は同基地で最後の1機となった152号機が大山をバックに優雅に飛んだ。航空自衛隊員としてYS11を操縦した経験を持つ近藤欣司さん(79)=大阪府東大阪市=は「世代交代を迎えるのは仕方ないが、さみしい思いだ」と感慨深げだった。

 松島基地(宮城県東松島市)のブルーインパルスは、6機が見事な曲技飛行を披露。回転したり、白いスモークでハートや星を描いたりと、鍛え抜かれた技術でファンたちを楽しませた。美保基地に配備されたばかりのC2やC1輸送機、T400練習機も華麗な飛行を披露した。

2017年5月29日 無断転載禁止