錦織 全仏一回戦 2-1でリード

【男子シングルス1回戦】タナシ・コッキナキスと対戦する錦織圭=パリ(共同)
 【パリ=本紙特派員・藤井俊行】テニスの四大大会第2戦、全仏オープン第3日は30日、パリ・ローランギャロスで行われ、男子シングルス1回戦で第8シードの錦織圭(日清食品)が世界ランキング外のタナシ・コッキナキス(オーストラリア)と対戦し、4-6、6-1、6-4で、第4セットに入った。2年前の8強が自己最高の錦織は、3月の右手首故障からの復帰後4大会目。第1セットは初対戦の相手の時速200キロを超える高速サーブとフォアの強打に苦しみ、先にブレークを許し、押し切られた。第2セットは、第1セットで乱れた第1サーブを修正。ストロークで押し込み、第3ゲームから5ゲーム連取。第3セットもストロークで主導権を握り、奪った。


高速サーブと強打に苦戦

 まさに手探りで迎えた7度目のローランギャロスだ。1回戦はランク外で初対戦の21歳が相手。3月の右手首負傷が尾を引き、1週前のジュネーブ・オープン出場敢行でクレーコートの実戦不足がどこまで補えたかも含め、「やってみないと分からない」ことが多かった。

 試合前の約30分、直接打ち合うことはなかったが、会場内の同じコートで練習し、終始険しい表情。「相手は関係ない」といった様子で集中していた。

 だが、第1セット、自身2度目のサービスゲームでつまずく。2度目のジュースで、最後はダブルフォールト。先にブレークを許すと、196センチの長身から繰り出す相手の高速サーブとフォアの強打に押され、取り戻せないまま、4-6で落とした。

 だが、成功率55・6%にとどまった第1サーブは、第2セットで修正。ストロークでも押し込み、わずか32分で取り返した。

 試合の流れは、それでも一進一退。第3セットは先にブレークを許し、0-3から反撃に出た。一つサービスゲームをキープし、続く第5ゲームでジュースの末にブレークバック。ストロークで主導権を握り、第9ゲームでも再びブレーク。最後は「エアケイ」で揺さぶり、ネットプレーも絡めて6-4で奪い、リードした。

2017年5月31日 無断転載禁止