錦織アウェーで快勝 全仏2回戦突破

【男子シングルス2回戦】ジェレミー・シャルディーと対戦する錦織圭=パリ(共同)
 【パリ=本紙特派員・藤井俊行】テニスの全仏オープン第5日の1日、パリのローランギャロスで行われた男子シングルス2回戦で世界ランキング9位の第8シード、錦織圭=日清食品=が世界74位のジェレミー・シャルディー(フランス)を6-3、6-0、7-6で下し、3年連続で3回戦に駒を進めた。錦織は7度目の出場で相手の棄権を除いたシングルス通算勝利数を13に伸ばし、佐藤次郎の日本男子最多記録に並んだ。

 錦織は相手の時速200キロ超のサーブ、フォアハンドの強打に、展開力で対抗。ミスの少ないショットで主導権を握り第3セット途中まで圧倒した。右肩の治療を挟み、精度の落ちたサーブで苦しんだが、タイブレークはサービスエースも出て押し切った。

 第7日の3日に行われる見込みの3回戦は、世界67位の鄭現(チョンヒョン)(韓国)と対戦。1回戦で第27シードのサム・クエリー(米国)を破った21歳で、錦織は初顔合わせとなる。


 ▽男子シングルス2回戦   
錦   織 6-3 シャルディ
(日清食品)6-0 ー    
      7-6(フランス)


第3セット乱調右肩に不安残す

 自己最高の8強まで行った一昨年、16強だった昨年とも敗れたのが地元フランスの選手だったことが、「反省はいっぱいある」と振り返った1回戦の出来とも絡み、試合前、緊張感となって漂った。

 ジェレミー・シャルディーはそのフランス勢。錦織圭は過去5勝2敗と勝ち越しており、恐れることはないが、地元の大声援を背で受ける嫌な相手だ。

 第1セット、サービスゲームを破られる立ち上がり。しかし、直後のブレークバックで、空気が重くなる前に流れを引き戻した。

 相手のビッグサーブと回り込んで打ち込んでくるフォアハンドは強烈だったものの、ストロークの展開力で勝り、押し返した。第7ゲームから3ゲーム連取でこのセット先取。

 第2セットは6-0と、わずか24分で連取。自分のペースで鋭いフォア、バックハンドを繰り出し、決定打12本に対し、凡ミス4本の安定感が光った。

 第3セットも、立ち上がりからブレーク二つで、3-0とリード。地元ファンのため息を誘う完勝ペースから、直後の肩の治療を境に息を吹き返した相手が逆襲。錦織は、このセットだけでダブルフォールト4本と乱れ、タイブレークに持ち込まれたものの7-5で辛くも振り切った。

2017年6月2日 無断転載禁止