女子ログ 親 心

 私は度々、新潟に住む両親のことを女子ログで書いている。テーマに悩むとき、一番に新潟の家族の顔が浮かぶのだ。しかし女子ログに参加して5年、両親には私が山陰の新聞にミニエッセーを書いていることを話したことはなかった。

 先日、主人の両親が私の実家宛てに荷物を送る際に前回の女子ログ記事を同梱(どうこん)してくれた。それが偶然にも母親のことを書いたものだった。私の恥ずかしい思いをよそに、新潟の母親は予想以上に喜んでくれたようだ。

 今まで両親に向かって素直な気持ちを口に出すことはなかなかできなかった。離れて住むようになってからようやく「無理しないでね。体に気を付けてね」などと言えるようになった気がする。

 私も子供を産み、親になり、子を思う親心というものが少しずつ分かるようになってきた。自分自身を振り返れば、両親には本当に心配ばかりかけている末娘だと思う。今は離れているからこそ感じる実家の両親の親心といつもそばで親身に接し、守ってくれる主人の両親の親心に日々感謝をしている。

 わが子を思うあたたかい親心を私の子供たちにもつないでいきたいと思う。

 両親が元気なうちに恩返しができるといいなと思いながら、新潟に帰省する日を楽しみに、また島根での生活も充実させたいと願う。(島根県奥出雲町・えちご)

2017年6月3日 無断転載禁止