ベストショット 第5セット第10ゲーム

鄭現の戦意そぐエース

 勢いのある21歳との勝負はもつれ、最終セットへ。5-3からサービスゲームを破られ、ブレーク一つずつで並ばれた直後の第10ゲーム、相手コートをえぐるようなバックハンドのクロスで、錦織圭がマッチポイントを握った。

 2日にまたがる試合で、この日もライン際を突くショットで左右に揺さぶり、主導権を握ったものの、食らい付いてきた相手との勝負は最終セット第9ゲームを終え、ブレーク一つずつで並んだ。

 勝負はこれからと挑んでくる相手サーブの第10ゲームは一進一退で30-30。続く相手の第1サーブが外れ、球速の落ちる第2サーブを狙った。

 センター寄りの位置からバックハンドで放った相手のバックへのリターンが深く入った。逆に浅くなった返球に対する第3打が、バックハンドのクロス。ベースライン付近で、高く弾んだボールを上からたたいた一打は、相手の戦意をそぎ落とすようなエースとなり、続くマッチポイントはダブルフォールトで決まった。

2017年6月5日 無断転載禁止