エゴマ油販売し好評 住民有志「楽荏会」講師招き栽培

エゴマの間引き作業をする「楽荏会」のメンバー
 島根県大田市祖式町の住民有志でつくるグループ「楽荏会(らくえいかい)」(9人、石原太美昭代表)は、健康効果が注目されるエゴマの栽培に2年前から取り組んでいる。地元の文化祭などでエゴマ油を住民らに販売し、好評を得ている。

 エゴマはシソ科の植物で、種子の油に含まれるα-リノレン酸に動脈硬化予防や血圧低下などの効果があるとされる。同会は大田市に隣接する川本町でエゴマの栽培が盛んなことに着想を得て、同町から講師を招き、取り組みを始めた。

 現在は、石原代表(68)が所有するビニールハウスを使い、育苗ポットで約千本の苗を栽培。5月下旬には、メンバーが手作業で間引きし、順調な生育を促している。6月下旬には、耕作放棄地だった土地も含む約40アールの畑に植え付け、11月に収穫する。

 会の名称にも込めた「楽しく荏胡麻(エゴマ)をつくる」をモットーに、活動はマイペースを貫く。今後の栽培面積は、あくまでもメンバーに過度な負担が生じないことを優先し、適正な規模を模索する。

 石原代表は「自分たちのできる範囲で活動したい。結果として住民に喜ばれたり、耕作放棄地の解消につながったりすれば一番いい」と話す。

2017年6月8日 無断転載禁止