植田正治の足跡追う 写真ワークショップ「砂丘祭」

鳥取砂丘でロケーションを確認する植田亨さん(左)と赤山修さん
 鳥取県境港市出身の世界的写真家、植田正治さん(1913~2000年)が長年にわたって撮影し、名作を生み出した鳥取県を舞台に写真のワークショップ「砂丘祭2017」が7月1、2の両日に開かれる。国登録有形文化財の生家(境港市末広町)や鳥取砂丘(鳥取市浜坂)などで植田さんの足跡を追いながら写真を撮り、技法などを学ぶ。

 植田さんは中学時代に写真を始めて以降、積極的に作品を発表し、特に山陰の空や地平線、砂丘などを背景に、被写体をオブジェのように配置した演出写真は「植田調」と言われ、写真発祥の地フランスでも評価される。87歳で亡くなるまでふるさとを離れず「アマチュア精神」を貫いた。

 イベントを主催するのは全国の植田さんファンでつくる「サークルDUNE(デューン)」(赤山修代表)を中心に組織する実行委員会。植田さんの命日に当たる7月4日を前に企画した。講師に植田さんの三男、亨さん(72)と、人物写真の第一人者でアイドルグループAKB48のメンバーを撮影するなど第一線で活躍する小林幹幸さん(53)を招く。

 初日は生家で亨さんから在りし日の植田さんの逸話や秘話を聞く。その後、境港市内を散策しながら人物や風景を撮影する。2日目は植田正治写真美術館(伯耆町須村)で作品を鑑賞。その後、植田さんがホリゾント(スタジオ)のように足しげく通い「砂丘モード」などの名作の舞台となった鳥取砂丘で撮影する。夏泊港(鳥取市青谷町青谷)にも立ち寄る予定。

 亨さんと赤山さん(51)は砂丘などで撮影場所を確認。赤山さんは「作品の舞台になった鳥取砂丘や漁港で、正治さんの思いを想像しながらシャッターを押してほしい」と話した。

 定員は両日とも20人で、参加費が必要。問い合わせ、申し込みは赤山さん、電話090(2000)6705で、午後6時以降に対応が可能。

2017年6月9日 無断転載禁止