開成高校生(東京) 飯南でしめ縄作り 技術に感嘆

大しめ縄をより合わせる開星高校の生徒ら
 全国屈指の進学校として知られる開成高校(東京都)の2年生が8日、修学旅行で島根県飯南町花栗の大しめなわ創作館を訪問し、しめ縄の制作を体験した。住民らの手ほどきを受けながら真剣に作業を行い、日本最大級のしめ縄を作る技術の一端に触れた。

 同校は毎年、修学旅行先を生徒自身で決定している。今年は2年生400人のうち、日本の原風景が色濃く残る山陰を訪れたいと希望した約100人が5日から鳥取砂丘や足立美術館、出雲大社などを巡っている。

 同校旅行委員で、ツアー考案の中心を担った籠瀬孟さん(16)は「出雲大社を候補に挙げて調べる中で、大しめ縄を奉納する飯南町を知り、関心を抱いた」と話した。

 この日は希望者49人が同館を訪れ、長さ2メートル、重さ40キロのしめ縄制作に挑戦。町注連縄(しめなわ)企業組合(菅武志理事長)の10人の指導を受けてわらを選別した後、より合わせたり、表面を覆う「薦(こも)」を編む作業などを交代で行ったりした。

 稲わらを触ったことがない生徒もいる中、見よう見まねで作業に打ち込み、石橋真治棟梁(66)らと共に完成させた。

 籠瀬さんは「大変貴重な経験をした。組合の方の職人芸や息のあった様子を見て、しめ縄への熱意や思いの深さを感じた」と話した。しめ縄は後日、同校へ届けられ、校内に飾られるという。

2017年6月9日 無断転載禁止

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