ターニングポイント 第2セット第4ゲーム

手中の流れ 自ら手放す


 6-2で圧倒し「作戦通り」と振り返った第1セットの勢いは、長く続かなかった。第2セットは第1サーブ確率27%と乱調。ショットのミスも出た第4ゲームで先にブレークを許し、完全にリズムが狂った。

 第4ゲームの最初のポイントは奪った。第1サーブは外れたものの、ワイドへスライスをかけた第2サーブがエースに。流れはまだ手中にあった。

 だが、ここから2本連続で、バックハンドでネットにかけるミス。さらに、15-30から、相手の浅いロブショットに下がりながら対応し、これで同点、と思われたジャンピングスマッシュは、ベースラインを大きく越えていった。

 痛恨のミスでブレークポイントを握られた、この踏ん張りどころで、最後はダブルフォールト。第1セットを含め、初めてサービスゲームを破られた。

 その後は「焦りで、しないといけないことができなくなった」という。結局1-6で失った第2セットの「悔い」で、ほぼ完璧だった第1セットの手応えはかすみ、第3セット以降の自信の揺らぎにつながった。

2017年6月9日 無断転載禁止

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