デラウェア 品質上々 出雲で出荷ピーク 

デラウェアの品質をチェックする検査員=出雲市荒茅町、JAしまね荒茅ぶどう集荷所
 島根県産ブドウの主力品種デラウェアの出荷が最盛期を迎えている。主産地の島根県出雲市内の集荷所では9日、約32トンが出荷され、生産者らが検査作業に追われた。天候に恵まれた今季は例年以上の品質となっており、10日は溝口善兵衛県知事らが愛知県でトップセールスを行い、島根を代表する旬の味覚を売り込む。

 県内のブドウ産出額は24億円(2015年)で、最大の園芸品目。このうちデラウェアは出荷量の8割超を占めている。今年は好天で粒の肥大が進み、粒割れによる劣化も少ないという。初出荷した4月19日から6月8日までの県内出荷量は計434トンで、前年同期を22%上回っている。

 JAしまね荒茅ぶどう集荷所(出雲市荒茅町)ではこの日、前日夕から持ち込まれた箱やケースが等級ごとにずらりと並び、午前6時過ぎに検査がスタート。検査員が房の形状や粒の張り具合、色味などを入念にチェックした。

 トップセールスを行う愛知県は県外最大の出荷先で、溝口知事やJAしまねの竹下正幸組合長らが中央卸売市場やスーパーでPRする。同JA出雲ぶどう部会の園山栄部会長(69)は「近年にない出来栄えを多くの人に味わってもらえるよう宣伝してほしい」と期待した。

2017年6月10日 無断転載禁止