仕事みてある記 中小企業の正しい納税を手助け 

中小企業の正しい納税をサポートする高橋裕介さん。正確さを第一に、誠実に事務作業に取り組んでいます=出雲市大津新崎町、しまね中央税理士法人金山事務所
 税務(ぜいむ)会計事務

   高橋 裕介(たかはし ゆうすけ)さん (出雲市大津新崎町)


 「中小企業(きぎょう)などが税金(ぜいきん)を正しく納(おさ)めるためのサポート役です」。出雲(いずも)市大津新崎(おおつしんざき)町、しまね中央税理士(ぜいりし)法人金山事務所(かなやまじむしょ)の高橋裕介(たかはしゆうすけ)さん(31)は、中小企業が納める税金を計算し、税務署(ぜいむしょ)へ届(とど)け出る書類(しょるい)を作る作業に、正確(せいかく)さを第一に、誠実(せいじつ)に取り組んでいます。

 会社は毎年、1年間の収入(しゅうにゅう)と支出(ししゅつ)を計算して、もうけなどをはじき出し、いろいろな税金を税務署に届けます。中小企業などと契約(けいやく)して、そうした業務(ぎょうむ)を代わりに行う同事務所で、書類作りなどの事務作業を担当(たんとう)しています。

 企業から毎月、売り上げや仕入れ、社員に支払(しはら)った給与(きゅうよ)、現金(げんきん)や預金(よきん)、借(か)りたお金などを記録した資料(しりょう)をあずかり、パソコンで専用(せんよう)ソフトを使い数字を入力し計算、1カ月分をまとめた文書を作り、準備(じゅんび)します。

 1年間の経済(けいざい)活動の結果を締(し)めくくる時期が来たら、各月(かくつき)の文書をもう一度確認(かくにん)し、12カ月分を集計した書類や、国、県、市町村に納める税金を届け出る書類を作ります。最終的には税金の専門(せんもん)家である事務所の税理士に確認(かくにん)を取り完成させます。

 「積み重ねた数字が正確でなくてはいけませんし、期限(きげん)までに仕上げなくはなりません」

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 出雲市出身。市内の高校商業科で会計や簿記(ぼき)を勉強していて楽しく感じました。さらに学ぼうと専門(せんもん)学校に進学、税理士を目指すコースを専攻(せんこう)しました。日本商工会議所の簿記検定(けんてい)1級を取り、現在(げんざい)の事務所に就職(しゅうしょく)しました。

 出雲市や松江(まつえ)市にある15社を担当しています。月々のまとめを自社で作っている会社もあり、訪問(ほうもん)して正しく処理(しょり)されているか確認します。15社には毎月、売り上げや利益(りえき)、費用(ひよう)の増減(ぞうげん)などを報告(ほうこく)。1年間分を総(そう)まとめする時期が近づくと、もうけや税額(ぜいがく)の見通しを示(しめ)したりします。

 「担当している会社の経営(けいえい)が良くなっていけば、うれしい。役に立っているのかな、と思えます」

 税金は仕組みが非常(ひじょう)に複雑(ふくざつ)なうえ、毎年のように変わるので、事務所内の研修(けんしゅう)や業界(ぎょうかい)のセミナーなどで最新の知識(ちしき)を身に付けていきます。パソコン機能(きのう)が向上し、入力作業の負担(ふたん)は減(へ)ってきています。半面、制度(せいど)上の助言が必要なことがたくさんある、といい、対応(たいおう)できる能力(のうりょく)を高めようと、税理士の国家資格(しかく)取得を目指して勉強を続けています。

★メッセージ

 税金の仕事はどこにいても、どの会社でも必要です。経営者やその会社の人たちともかかわることができますので、交流の広がりがあります。コミュニケーション能力が大切ですね。働きながらでも資格が取れます。勉強は早く始めた方がいいです。一緒(いっしょ)にやりませんか。

2017年6月14日 無断転載禁止

こども新聞