きらめく星 うしかい座とかんむり座

うしかい座とかんむり座=5月17日、三瓶自然館サヒメルの天文台で撮影(さつえい)
 ネクタイとかわいい腕輪

 初夏(しょか)の夜空を飾(かざ)るかわいらしい星座(せいざ)を紹介(しょうかい)します。かんむり座といいます。かんむり座を探(さが)すために、まず目印(めじるし)となる明るい星を見つけましょう。

 今の時季の午後9時ごろ、頭の上にオレンジ色をした明るい星があります。名前をアークトゥルスといいます。目立つ星はほかにもいくつか出ていますが、ほぼ真上に見えているのはこれだけです。また、近くに北斗七星(ほくとしちせい)が見えるはずですから、星でできたひしゃくの柄(え)の先に、その星があれば間違(まちが)いありません。

 アークトゥルスからは、ネクタイのような形に星が並(なら)んでいます。これは、うしかい座という星座です。牛を飼(か)っている人ということですが、星座絵ではよく強そうな男性(だんせい)が描(えが)かれています。

 さて、うしかい座の「ネクタイ」の幅(はば)が広くなっている部分のそばに、星がアルファベットのU(ユー)の字形に連(つら)なったところがあります。これが、かんむり座です。

 七つの星がきれいに丸まって並(なら)んでいます。昔から印象的(いんしょうてき)だったようで、日本では「車星(くるまぼし)」や「たいこ星」などといろいろな名前で呼(よ)ばれてきました。西洋では、七つの宝石(ほうせき)をちりばめた女性(じょせい)用の冠(かんむり)とされています。

 かんむり座がわかったら、その小さな星座に向かって腕(うで)を伸(の)ばしてみてください。すると、ちょうど手首が通せそうな大きさに見えます。冠ではなく「ブレスレット座」と呼(よ)びたいぐらいです。

 かんむり座の形は、一度見たら忘(わす)れられないと思います。ですから季節が変わって星座が移動(いどう)しても、空の違(ちが)う位置でこの星のブレスレットを見かけるかもしれませんよ。

 ◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2017年6月14日 無断転載禁止

こども新聞