吉賀町の大蛇ヶ池で水源祭り 暴れ竜 恵みの雨を

わらの竜を激しく動かす担ぎ手=島根県吉賀町田野原
 島根県吉賀、津和野両町と益田市を流れる高津川の水源となっている吉賀町田野原の大蛇ケ池(だいじゃがいけ)で18日、伝統の雨乞い神事が営まれた。わらで作った12メートルの竜を担ぎ手が激しく動かし、このところ降雨のない地域に恵みの雨を願った。

 池にはスサノオノミコトに退治されたヤマタノオロチの霊がすみ着き、わらの竜を入れて雨乞いすると雨が降ったと伝えられる。1939年を最後に途絶えていた神事を、雨乞い神事保存会(大庭次男会長)が92年に復活させた。

 担ぎ手には会員や町内の蔵木中学校生徒に加え、今回初めて女性が2人参加。計16人が竜を担いで池に突入し、雄たけびを上げながら豪快に竜を水面にたたきつけた。最後は願いが届くよう、池の近くの一本杉に竜を巻き付けた。

 女性参加者の1人、益田市美濃地町の保育士、竹本秀香さん(46)は「水にぬれた竜はとても重かったが気力で動かした。来年はわらを編むところから参加したい」と話した。

2017年6月19日 無断転載禁止