テニス米国際大会V 横田さん さらなる成長誓う

国際大会優勝で深めた自信を胸に、練習でボールを追う横田七帆さん=松江市上乃木9丁目、グリーンテニススクール
 未来のテニスのトップ選手発掘を目的に米フロリダ州で先月行われた国際大会の女子14歳以下の部で、島根大付属中学校3年の横田七帆さん(14)=松江市上東川津町=が優勝した。グランドスラム(四大大会)など「世界で戦う」という将来の夢へ、初めての海外戦で芽生えた自信を胸にさらなる成長を誓っている。

 大会は、同市出身のトッププロ錦織圭選手(27)が13歳で留学したIMGアカデミー主催の「ニック・ボロテリー・ディスカバリー・オープン」。日本予選の4強入りで出場を決めた本戦で、日本やオーストラリア、中国などの代表8人の争いを制した。

 2年前、1クラス上の16歳以下の部で優勝した、昨夏のインターハイ覇者の細木咲良さん(開星高校3年)に続く栄冠。決勝は、日本予選1位で、これまで一度も勝てなかったライバル中島玲亜選手(岡山)を4-6、6-3、10-8の逆転で下し、殻を破った価値ある勝利だった。

 島根大付属小学校の入学直後から、かつて錦織選手も育った松江市内のテニススクールに通う。持ち味は高い走力を生かしコートの前後、左右を広くカバーする守備。家族の協力で続けてきた自主練習で、高く弾むボールに対して飛び上がって打ち返すショットも身に付け、ストロークで踏み込んでいけるようになった。

 憧れの選手は、錦織選手と、史上最多の四大大会18度優勝を誇るロジャー・フェデラー選手(スイス)。錦織選手のフットワークと高い技術、フェデラー選手の攻めてネットに出ていく姿のかっこよさは、自身が追い求める最高のプレーでもある。

 国内ではこれまで中国大会や県大会の壁を超えられないことが多く、全国大会での実績はないが、伸び盛りの14歳にとっては「言葉も違うし、体格も大きくてうまい選手ばかり」と振り返る国際大会の経験は大きな財産。

 「グランドスラムで戦い、優勝できる選手になりたい」と、身長153センチ、体重41キロの小さな体をしならせ、どんなボールも諦めずに追う練習の姿に決意がみなぎる。

2017年6月19日 無断転載禁止