瑞風の乗客 かかしで歓迎 20自治体が力作

出雲神話のヤマタノオロチ退治を表現したかかしに見入る家族連れら
 JR西日本の豪華寝台列車「トワイライトエクスプレス瑞風(みずかぜ)」の乗客に、田舎の魅力を楽しんでもらおうと18日、島根県雲南市木次町寺領の日登メインセンターグラウンドで、かかしコンテストがあった。20点の中から地元の出雲神話を代表するヤマタノオロチ退治を表現したかかしが1位に選ばれた。他の19点とともに、乗客を乗せたバスが走る県道沿線に並べ、出迎える。

 雲南市は瑞風の立ち寄り観光地で、室山農園(雲南市木次町寺領)で乗客に昼食を提供する。木次町日登地区の地域自主組織・日登の郷(三輪憲道会長)が、雲南の魅力を伝え、ユニークな趣向で歓迎しようとかかし作りを企画した。

 コンテストでは20自治会が4月末から制作した20点が披露され、住民ら100人が、安来節のどじょうすくい踊りなどを表現した力作を観賞した。

 審査員による審査の結果、スサノオとイナタヒメ、オロチにJR木次線を走るトロッコ列車を組み合わせた天殿自治会のかかしが1位を受賞。3人の子どもを表した中谷下自治会が2位、コウノトリの巣を見守る親子連れを表現した大川上自治会が3位だった。

 天殿自治会の周藤会長(70)=同市木次町東日登=は「斐伊川が舞台の神話を知ってもらい、もう一度雲南を訪れてトロッコ列車に乗ってほしいとの思いを込めた」と笑顔で話した。

2017年6月19日 無断転載禁止