女子ログ うれしいバリアフリー

 町内の三井野原にあるパン屋さんによく通っている。そこには天然酵母のパンがあり、石窯でピザを焼いてその場で食べることができる。お店のご夫婦とのおしゃべりもとても楽しい。

 いろいろな話をしているうちに、この春から私の描いた絵をお店に置かせてもらった。そのこともあり、よく通っていると、ご主人が、お店の入り口のところに手製でスロープを作ってくださった。次に行ったときには、カフェのスペースにもスロープができ、車椅子でも行きやすいようになった。そのお気持ちがすごくうれしかった。

 また、町内にあるおそば屋さんに行ったときには、お店のご主人が私を抱えて店内に案内し、「手伝うからいつでも来てね」と言ってくださった。

 昔ながらの造りの建物の多い町内を車椅子で生活していると、入り口に段差があったり、通路の幅が狭かったりと不便なことも多く、都会ならエレベーターや便利なものが整っていて、住みやすいんだろうなぁと思ってしまうことがある。

 ただ今回のことで、町内でも話をしたり、知ってもらったりすることで変わっていくこともあるのだなと思った。車椅子で出掛けていき、知ってもらうことの大切さを感じるとともに、人と人とのつながりや、優しい気持ちはかけがえがなく、何よりのバリアフリーだと思った。
(島根県奥出雲町・バタフライ)

2017年6月20日 無断転載禁止