大東(雲南)の3人 コウノトリ写真集製作

コウノトリの写真集を製作した井上誠さん(左)、曽田祐治さん(中央)、太田和良さん
 コウノトリの誤射があった島根県雲南市大東町の住民3人が、雄やひな、誤射されて死んだ雌の生前の姿を収めた写真集を自費製作した。身近な存在としてコウノトリを日々観察しながら心を躍らせて写した一枚一枚が、生き生きとした姿を伝えている。

 製作したのは、いずれも会社経営の曽田祐治さん(63)=雲南市大東町大東=と太田和良さん(68)=同、自営業の井上誠さん(58)=雲南市大東町大東下分。

 飛来した頃から、雄大に空を舞う姿に引かれて撮影を続けていた曽田さんが、誤射後に悲しむ地元住民を見て「生前の姿を形にして残し、勇気づけたい」と企画。同じく熱心に撮影していた太田さんと井上さんに協力を呼び掛けた。

 写真集はB5判16ページで、約40枚を掲載。雄と2羽で空を飛び、川で餌をついばむ姿や、巣の材料の枝を運んだり、4羽のひなに寄り添ったりする様子を捉えている。100部作り、地元の交流センターなどで無料配布している。

 3月から数千枚撮影した井上さんは「コウノトリが住み着いてくれたことのすばらしさを思い出してもらえると思う」と話した。

 ひなは現在、兵庫県立コウノトリの郷公園(兵庫県豊岡市)で飼育され、7月中旬ごろに大東町内で放鳥される方向で準備が進む。曽田さんは「放鳥が実現したら、放鳥の場面を写した第2弾の写真集作りを考えたい」と意気込んだ。

2017年6月22日 無断転載禁止

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