鳥取墨なし白イカの愛称が「白輝姫」に 本格販売へ

「白輝姫」と名付けて売り出す墨なし白イカ=鳥取市東町1丁目、鳥取県庁
 鳥取県漁協などでつくる県産魚PR推進協議会は、昨夏に試験販売した墨なし白イカ(ケンサキイカ)のブランド名を「白輝姫(しらきひめ)」と決めた。7月上旬から8月にかけて県内外で本格的に売り出す。漁獲量全国4位(2015年)と屈指の白イカ産地・鳥取の知名度向上と県産白イカの消費拡大につなげたい考えだ。

 漁獲後すぐに専用器具を胴の中に入れて墨袋を取り除いた墨なし白イカは、調理中に墨を洗い流す手間が省け、台所や衣服の汚れを防げるのが特徴。長崎県など一部で取り扱いがあり、鳥取県水産試験場が墨袋の除去技術を開発した。

 昨年7月4日から1カ月間、県漁協の賀露、淀江両支所などで試験的に出荷し、県内外の市場で販売したところ、関西の高級スーパーなどで好評だったという。県漁協が投票を行い、ブランド名を決めた。

 昨年は県産白イカ全体の漁獲量307トン(販売額3億円)のうち500キロ(同84万5400円)を墨なし白イカとして売り出した。一層の販売を目指す今年は胴の長さ25センチ以上という基準をなくした。また、漁業者に墨抜きの技術指導を行い、今年は県全域の各支所で漁業関係者計40人が行えるようにした。

 通常の白イカは一杯1千円前後のところ、白輝姫は1500~2千円ほどでの販売を予定。県内のスーパーなどのほか、関西や首都圏の百貨店などで扱う。県漁協漁政指導課の久保利晋一さん(36)は「汚れず調理しやすいのが売り。この機会に白イカを売り出していきたい」と話した。

2017年6月23日 無断転載禁止