女子ログ 秘密の文字

 私は外国文字に興味がある。アルファベットに限らず、インドのディバーナガリやロシアのキリル、アラビア、ハングル、タイ文字など。言語独自の文字を眺めるとワクワクする。それぞれの独自のルールがわかって読めるようになるのは楽しい。その文字を使ってアイウエオを表現したり、自分の名前を書いてみたりするのは入門の当たり前のやり方だ。

 手帳に書き込む時、日本語以外の文字で書いてみる。外国語で書くこともあるし、その外国語の音を使って日本語で書くこともある。パッと開いた時に他の人にはわかりにくい。以前雑誌でそうしている人がいると知り、やってみようと思った。外国語の練習にもなるし一石二鳥だ。

 同じように、外国文字を使って中学生が内緒のやりとりをしているのを親や教員が嘆いているという一文を読んだ。なぜ嘆くのだろう。私には粋なことをやってるなと思えた。好きなアーティストの母国語を自然に身につけ、暗号のように使って思春期独特の秘密のやりとり。私の世代だと外国語と言えば英語くらいしか想像できなかったけど、今はネットもあって多様な言語に簡単に出合える。

 アメリカのアイドルが好きだった同級生は国際関係や英語分野で活躍している。その中学生たちも、秘密のやりとりを将来の可能性につなげていけたらすてきじゃないか。

  (松江市・流流)

2017年6月24日 無断転載禁止