陸上日本選手権 ハンマー投げ・柏村(倉吉北高出) 2連覇

【男子ハンマー投げ決勝】1投目で自己新の71メートル23をマークし、トップに立つ倉吉北高出身の柏村亮太(ヤマダ電機)。最終投で71メートル36に伸ばし、2連覇を飾る=ヤンマースタジアム長居
 陸上の世界選手権代表選考会を兼ねた、第101回日本選手権が23日、大阪市のヤンマースタジアム長居で開幕し、男子ハンマー投げで倉吉北高出身の柏村亮太(ヤマダ電機)が71メートル36で快勝し、2連覇を果たした。山陰両県関係でこのほか、女子走り高跳びで寺谷諭美(筑波大、倉吉東高出)が1メートル74で4位タイ。男子の棒高跳びは、ともに5メートル40で来間弘樹(順大、大社高出)が6位、澤慎吾(日大、同)が8位だった。

 女子400メートルで連覇を狙う青山聖佳(大阪成蹊大、松江商高出)は予選2組53秒61の2着で、24日の決勝へ。男子の400メートル障害予選で、鍜治木崚(城西大、鳥取中央育英高出)は世界選手権参加標準記録(49秒35)を破る、49秒33をマークした。


 男子ハンマー投げ 柏村 自己新の快投

 昨年に続きただ一人の70メートルスローで柏村亮太(倉吉北高出)が快勝。1投目の71メートル23で1年ぶりに自己新をマークすると、最終6投目の71メートル36で再び記録更新。「まだベストではない」とし、充実の表情がさらなる飛躍を予感させた。

 午後6時半スタートの決勝。回転の入りの動作で前かがみになってしまうフォーム修正も手応え十分で「自信を持ち、無心で投げた」という1投目から、鉄球はいきなり70メートルラインを越えた。

 全6投を投げ終え、2位は内堀弘樹(九州共立大)の68メートル03だったから、結果として勝負はこの一投で決まったのだが、敵は、他の誰でもなく自分自身だった。

 2投目以降、記録を意識して硬くなった。「最後ぐらい記録を伸ばしたい」と臨んだ6投目、気持ちを切り替え、夜空に放った一投でこの日2度目の自己ベスト更新。両手を突き上げてほえ、喜びを爆発させた。

 昨秋、旧所属のモンテローザ(東京)が廃部が決まり、不安なオフを越えて迎えた今季は「拾ってもらった感謝」が、力の源にある。世界選手権の参加標準記録(76メートル00)に届かない悔しさも味わい「さらに記録を伸ばしていきたい」と誓った。ここで立ち止まるつもりはない。

2017年6月24日 無断転載禁止

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