島根県高文連 新聞専門部 5校交流作成技術磨く

出雲市内2施設を取材

出雲弥生の森博物館で取材する県高校新聞部部員たち
 島根県内の高等学校の新聞部について紹介します。現在県内の7校に新聞部があります。普段は学校ごとに活動していますが、島根県高文連新聞専門部では年に2回集まって交流新聞を作る「新聞作成コンクール」という研修を行います。この研修では他校の新聞部員との混成班で活動し、班の仲間たちと編集方針や役割分担を話し合い、協力して新聞を作ります。本年度も4月28、29日に第1回が実施され、出雲市内にある山陰中央新報製作センターと出雲弥生の森博物館に取材に行かせていただきました。参加校は安来高校、松江南高校、出雲高校、出雲工業高校、大田高校の5校でした。

山陰中央新報製作センターで担当者から説明を聴く県高校新聞部部員たち
 山陰中央新報製作センターでは、山陰中央新報社NIE担当の水野幸雄さん(66)の講義を聴き、昨年度の研修で作成した新聞について講評をいただき、いい紙面を作るために必要なことを教わりました。その後、センター内を見学し、新聞ができる過程を取材しました。パソコンでの紙面編集や印刷の仕組みなどの説明を聴きながら、新聞を毎日作って各家庭に届けておられることの大変さや意義について考えました。

 続いて出雲弥生の森博物館へ。同館に隣接している西谷墳墓群の中には、全国でも珍しい四隅突出型墳丘墓があります。館内には四隅突出型墳丘墓のジオラマがあったり、体験コーナーが設けられたりして、子どもたちが楽しく歴史に触れられる工夫が随所にあります。取材を通して、郷土の歴史を分かりやすく伝えたいという職員の皆さんの熱意を強く感じました。

 取材後は大田市の国立三瓶青少年交流の家に移動し、新聞作成を行いました。学校ではパソコンで新聞を作りますが、この研修では手書きで作るので、見出しやイラスト、レイアウトなどに気を配りながら記事を書いていきました。短い時間で記事をまとめるのは大変な作業ですが、お互いに協力し合い、完成させました。

 この研修で取材先の方々にお話を伺ったり、他校の新聞部員と交流をしたりする中で、一人一人が確実に成長できたと思います。

 今回作成した新聞は、先日まで出雲弥生の森博物館の市民ギャラリーで展示していただきました。また、7月7日に出雲市民会館で開催される高等学校文化フェスティバルでも展示される予定です。

新聞部活動紹介

▼出雲高▼

3年生有志が企画に協力実現~「多文化にぎわい広場」大盛況~

多国籍の食や遊び楽しむ

韓国衣装の着付け体験を楽しむ出雲高生
 6月11日(日)、出雲市今市町で開かれた地域交流イベント「いずも多文化にぎわい広場」に400人もの人が訪れ、大盛況となった。

 このイベントはNPO法人エスペランサが主催し、昨年度「多文化共生」をテーマに課題研究を行った本校3年生有志が企画に協力し、開催が実現したものである。この日は、各国の伝統料理を振る舞う国際屋台や、日本や海外の遊び体験ができる「こども広場」などが催され、多国籍の文化が触れ合う交流の場となった。

 国際屋台でイタリアの伝統的なお菓子・カンノーリを販売する原ジョヴァンナさん(32)は「皆さんが知らないイタリアのお菓子を紹介でき、たくさんの人においしいと言ってもらえて良かった」と満足げだった。また、出雲高校茶道部による抹茶を楽しんだキャサリン・ピックへーバーさん(32)は「思ったより飲みやすくておいしかった」と目を見張っていた。

 そのほかにも出雲高校ダンスチーム・PFCによるダンスパフォーマンスが行われ、街を行き交う多くの人々を楽しませた。

 今回のイベントを主催した同NPO代表の江角秀人さん(65)は「多くの人が集まり、地域の交流の場となった。こうした取り組みを今後も続け、つながりの場を増やしていきたい」と今後の活動への意欲をにじませた。(黒崎真依)

 ※鷹の澤新聞276号(7月発行予定)より

▼安来高▼

安来産ロウカット玄米が誕生~たゆまぬ努力と技術のたまもの~

地元の人においしさ提供

北川さん(正面)が作ったお米のご飯をいただく安来高校新聞部一同
 4月6日、私たちは安来市広瀬町西谷の米農家、北川正幸さん(60)に取材を行った。テレビ番組『ガイアの夜明け』(平成28年11月8日 テレビ東京放映)が、北川さんの作るお米を取り上げたことが今回の取材のきっかけとなった。

 北川さんが住む西谷地区は、おいしい米の産地として全国的に有名な島根県奥出雲町仁多地区とは距離が近く、食味検査でも好成績を残すほどおいしいお米がとれる。そのおいしさに目を付けたのが、栄養やうまみは残しながらも軟らかく食べやすい「ロウカット玄米」を作る技術を持つ東洋ライス株式会社だ。

 昨年、東洋ライスからの申し出で、北川さんの米を使用したロウカット玄米の製作プロジェクトが始まった。申し出を受けた時の心境について北川さんは「自分たちの米、技術力を求められたことは本当にうれしかった。ただ単に米を作るのではなく、何か付加価値を付けたいという思いがあった」と振り返った。

 また、今後については「海外進出も果たしたが、やはり地元の人においしいお米を提供していきたい。米作りは大変だが、西谷のお米はおいしいと喜んでもらえるよう取り組んでいきたい」と笑顔で語った。(畑柚希)

 ※安来高新聞210号(4月24日発行)より

2017年6月28日 無断転載禁止

こども新聞