女子ログ 名前の由来

 4月の初旬、伯母がアスチルベの鉢をわが家に持ってきてくれた。両親はその時初めて、「アスチルベ」が植物のことだと知って驚いたらしい。

 私がこの花の名前をペンネームにしたのは、花をめでる心があったからではない。ギリシャ語で輝きがなく、地味なことを意味するアスチルベ。花の一つ一つがとても小さく、目立たないことからつけられたそうだが、円すい状に集まって咲いた花は、ふわふわと煙るように咲き、遠くからよく目立つ花なのだそうだ。そして、梅雨の長雨にも傷まない、日陰でも育ち、耐寒性も強く、強健である花であることから、その名前をつけた。

 その一つ一つが小さくて、誰の目にも留まらない努力でも、コツコツと積み重ねることで、自分を成長させて、いつか大きな花を咲かせることができればいい…私が考える自分の理想像を、私はアスチルベという花に重ねた。

 今はまだ、ただ生きることに精いっぱいだけど、たった一つ、自分が生きる人生の中で、譲れない、諦められなかったもので、この先も「かなえる」以外に選択肢がない自分の夢をかなえるその日まで、どんなにつらくても厳しくても、アスチルベの花のように、地道にコツコツと努力を重ねて、堂々と胸を張ることのできる人でありたいと願う。

(松江市・アスチルベ)

2017年6月28日 無断転載禁止