心肺蘇生の手順会得 六日市中生ら救命訓練

インストラクター(左)の指導で胸骨圧迫を実習する生徒
 心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学ぶ救命訓練が27日、吉賀町六日市の益田広域消防署六日市分遣所であり、近くの六日市中学校の1年生と教員計20人が、講習を通じて救急措置の方法を会得した。昨年受講した同校の教諭が、4月に町内で開かれたマラソン大会で一時、心肺停止になったランナーを救っており、参加者が熱心に実習に励んだ。

 医師や看護師、救急救命士が所属するNPO法人「六日市ECC協会」と六日市病院(吉賀町六日市)が2013年から町内の4中学校を対象に毎年実施。昨年受講した同校の教員が、今年4月のマラソン大会で走っている途中で倒れ込んだランナーに胸骨圧迫などの処置を施し、命を救うなど成果を上げている。

 参加者は、同協会のインストラクターの指導で、1分間に100~120回の速さで胸骨を5センチの深さに押し込む胸骨圧迫や人工呼吸など救急措置の流れを確認した後、専用のマネキンを使い、胸骨圧迫と人工呼吸に取り組んだ。AEDの説明では、音声案内に従ってマネキンに電極パッドを貼り付けるなどの操作手順を学んだ。

 最後に到達度テストを受け、全員が修了証を受け取った。中村由起さん(12)は「一定のリズムで胸骨圧迫するのが難しかった。もしもの時は、今日学んだことを生かして人を助けたい」と話した。 

2017年6月30日 無断転載禁止