ウィンブルドンテニス 戦いの舞台紹介

 【ウィンブルドン=本紙特派員・木幡晋介】ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで3日に開幕するテニスのウィンブルドン選手権。世界最古のテニストーナメントにしてグランドスラム唯一の芝の大会だ。松江市出身の錦織圭(日清食品)が四大大会初制覇に挑む、戦いの舞台を紹介する。

スポーツ都市ロンドン

 歴史、文化、経済などで世界的な影響力を持つ英国の首都ロンドン。2012年、同一都市で史上最多3度目の五輪が開かれたスポーツ都市でもある。交通路としてかつて繁栄を支えたのが市中心部を流れるテムズ川。河畔はビッグ・ベン、セント・ポール大聖堂などの名所とともに近代的な高層ビルが並ぶ。

万全“緑のじゅうたん”

 四大大会唯一の天然芝のコートが、全18面。細心の手入れで長さ8ミリに統一されている。芝の状態を保つため、中日の日曜日は伝統的に休養日となっている。球足が速く、弾まないのが特徴で、ビッグサーバー優位だが、錦織の鋭いリターンと、ドロップショット、ネットプレーを交えた攻防が見ものだ。

漂う歴史の重み

 1877年以来の歴史と伝統がある。格式を重んじ、1963年から試合、練習を問わず白のウエア着用が義務に。「ザ・チャンピオンシップス」という大会名からも強い自負がにじむ。さらに、シード順位は世界ランキングの他、芝コートでの実績が加味される独自基準がある。雨による試合中断が多いのも特徴。

2017年7月2日 無断転載禁止