錦織 圧勝ストレート ウィンブルドンテニス 

【男子シングルス1回戦】マルコ・チェッキナートと対戦する錦織圭=ウィンブルドン(共同)
 【ウィンブルドン=本紙特派員・木幡晋介】テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は3日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕し、男子シングルス1回戦で第9シードの錦織圭(日清食品)は世界ランキング102位のマルコ・チェッキナート(イタリア)を6-2、6-2、6-0で下し、6年連続の初戦突破を果たした。

 錦織は初対戦の相手を立ち上がりから鋭いショットで圧倒。第1、2サーブとも確実にポイントにつなげた。試合時間1時間12分はウィンブルドン自己最速だった。

▽男子シングルス1回戦

錦    織 6-2 チェッキナート

(日清食品) 6-2 (イタリア)

       6-0

自己最速1時間12分 6年連続2回戦へ

 前哨戦で左臀部(でんぶ)を痛め、練習再開から1週間で巡ってきた9回目のウインブルドン。2日前の会見で「先を考えず挑戦者の気持ちで向かっていきたい」と語った錦織圭はまさに手探りで、その初戦に臨んだ。

 相手は、シニアで芝の大会の経験がなく「僕もコーチも直接見たことがない」(錦織)という世界ランキング102位の24歳。「情報を集めながら試合中にいろいろ試行錯誤しないといけない」と話していた。

 始まってみると「挑戦者」という言葉は自身を奮い立たせるものだったと分かった。

 出だしのリターンゲームでいきなりブレークすると鋭いショットで左へ右へと振り、ストロークで圧倒。第1セットは6-2、わずか27分で奪った。

 その後も、早い仕掛けから攻め続けた結果、第2セット27分、第3セット18分の計1時間12分で圧勝。「いいテニスができた。体調は問題ない」と余裕で振り返った。

 「結果を出したい気持ちは強い」というウィンブルドンで、視線の先には初の8強入りはもちろん、さらにその上がある。トップ選手の無言のプライドを感じさせるプレーで、芝の聖地の戦いの幕を開けた。

2017年7月4日 無断転載禁止