銀山世界遺産10年に合わせ 乗船ツアー、薬膳料理教室

観光キャンペーンの成功を願って風船を飛ばすオープニングセレモニーの参加者
 島根県大田市内の経済・観光団体などでつくる「石見銀山世界遺産登録10周年観光キャンペーン実行委員会」が2017年度、体験型の観光キャンペーンを展開する。石見銀の積み出し港だった鞆ケ浦(大田市仁摩町馬路)からの乗船ツアーや地元食材を使った薬膳料理教室など自然や食の魅力を生かした多彩なプログラムを地元団体と連携して用意。11月26日までの重点期間に、積極的に観光客誘致を図る。

 鞆ケ浦から船に乗り、海岸線の洞窟や奇岩を鑑賞するイベントを7月22、29日、B&G琴ケ浜海洋クラブが開催。三瓶山麓で活動する女性有志でつくる「さんべ女子会」は10月15日、同市三瓶町内で地元食材を使った薬膳スイーツの試食と薬膳料理教室を開く。

 他にも、漁船に乗船しての夕日観覧やそば打ち体験など、市内全域で地域資源を活用した体験プログラムを用意する。

 首都圏での情報発信も重視し、大田市内の業者が中心となり、7月7~12日に県のアンテナショップ・にほんばし島根館(東京都)で物販イベントを開く。

 実行委は節目の取り組みとして、大田市内の地域資源に着目し、地元の住民団体などが開発した体験型観光プログラムを支援。国立公園・三瓶山の標高(1126メートル)にちなんで重点期間を設定した。

 大田市大森町の石見銀山世界遺産センターで2日、観光キャンペーンのオープニングセレモニーがあり、参加者が風船を飛ばすなどして成功を願った。

 実行委会長の有田隆司・市観光協会専務理事は「市民手作りのイベントやおもてなしを楽しんでもらい、継続的な取り組みにつなげていきたい」と話した。

2017年7月4日 無断転載禁止