女子ログ シャンプーのプー

 息子は小学2年生になり、漢字をたくさん習うようになりました。書き取りが毎日の宿題です。

 するとだんだん、今までひらがなで書いていた言葉、耳で聞いて知っていた言葉も、実は漢字の組み合わせでできている、と気づくように。「ズコウ(図工)のコウって、コウサク(工作)のコウでしょう?」などと類推して質問することが増えました。

 私はそう聞かれるたび、人間はこうして言葉を獲得していくのだな、と感慨深く、「そうだよ、すごいね、よく分かったね!」と大げさにほめるので、息子は得意気にしています。

 さてそんなある日、子ども2人とお風呂に入っていると、髪を洗っていた息子が不意に目をキラキラさせて振り向き、「ねえ、シャンプーのプーって、センプーキのプーでしょう?」。私は爆笑してしまい、「何それ、どんな字なの?」と聞くと、湯気でくもった鏡に指で書いたのは「千風気」。なるほどそれっぽい。さらにその横に息子が「キンニクって書けるよ!」と書いたのは、「禁肉」。何だか意味深な…。

 ここは真面目に訂正すべきか、まだ習っていない漢字だから放置すべきか。少し迷って、「禁」を書けたことをほめておきました。(出雲市・海苔蔵)

2017年7月7日 無断転載禁止