(7月2日~8日)島根

オペラ公演のフィナーレで熱唱する出演者たち=大田市大田町、市民会館
 ◆石見銀山世界遺産登録10周年で式典や記念オペラ

 石見銀山遺跡(大田市)の世界遺産登録から10年を迎えた2日、大田市と市教育委員会が主催する記念式典が市内であった。関係者や市民ら270人が節目の日を祝うとともに、遺跡を地域の誇りとして守り、継承する決意を新たにした。

 式典で竹腰創一市長は「遺跡を着実に未来へ引き継いでいく」とあいさつ。市内では、オペラと石見神楽を融合した「オペラ石見銀山」が上演された。

 ◆島根1号機廃止計画、松江市長と知事が最終了解表明

 2045年度までの完了を目指す中国電力島根原発1号機(松江市鹿島町片句)の廃炉工程をまとめた「廃止措置計画」について、立地自治体の松江市の松浦正敬市長は4日、最終的な事前了解を表明した。安全性の確保や使用済み核燃料の着実な搬出など5項目の要請を付け、10日に中電に回答する。

 溝口善兵衛知事も7日、同様に最終的な事前了解を表明した。中電への回答は11日になる見込み。これにより、中電が作業入りする環境が整う。

 ◆西部に大雨特別警報

 活発化した梅雨前線の影響で県西部は5日未明、猛烈な雨が断続的に降った。気象庁は重大な危険が迫っているとして浜田、益田、邑南、津和野の4市町に大雨特別警報を発表した。正午前に解除したが、土砂崩れなどで孤立した集落が出たほか4市町で一時、計2万8千人余りに避難指示・勧告が出た。大雨特別警報が山陰両県で発表されたのは初めて。

 ◆宍道断層39キロ、中電方針

 中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の南側を東西に走り、原子力規制委員会の審査で焦点になっている「宍道断層」について、中国電力が断層の長さの評価を従来の約25キロから約1・5倍以上の約39キロに見直す方針を固めたことが6日分かった。原発の耐震設計の目安となる地震の揺れを示す「基準地震動」を引き上げ、4千億円程度を見込む安全対策費がさらに膨らむ可能性がある。

 ◆ウィンブルドン、錦織16強ならず

 テニスのウィンブルドン選手権第5日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われた。男子シングルス第9シードの錦織圭(日清食品、松江市出身)は3回戦で第18シードのロベルト・バウティスタ(スペイン)にセットカウント1-3で敗れ、2年連続の16強入りを逃した。3日の初戦はマルコ・チェッキナート(イタリア)に3-0、5日の2回戦はセルジー・スタホフスキー(ウクライナ)に3-1で勝った。

 ◆松江市の中核市移行、県議会が国申請に同意

 松江市が目指す来年4月の中核市移行について、県議会は7日、国への申請に同意する議案を賛成多数で可決した。溝口善兵衛知事が近く、松浦正敬市長に同意書を交付する。市は7月下旬に総務相へ中核市指定を申請し、10月ごろの閣議決定、政令公布で正式決定する見通し。

2017年7月10日 無断転載禁止

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