絶滅危惧種II類指定のハッチョウトンボ 例年上回る10数匹

全身が鮮やかな赤色のハッチョウトンボの雄
 しまねレッドデータブックで絶滅の危険が増している絶滅危惧2類に指定されているハッチョウトンボが、安来市広瀬町菅原の池で姿を見せている。長年観察している近くの看板塗装業、近藤亨さん(78)によると、例年の数倍の10数匹が見られるという。

 ハッチョウトンボは体長2センチほど。日本に生息するトンボの中で最も小さい。湿地に生息し、成長すると雄は全身が鮮やかな赤色、雌は黄色と褐色、黒色のまだら模様になる。県内は湿地が減り、数は減少傾向にあるとされる。

 池は広さ50平方メートルほどで、近藤さんが約20年前に所有地に造った。ハッチョウトンボは6月下旬から現れ、池の周りを飛んだり、草に止まって羽を休めたりしている。盆過ぎごろまで見られるという。近藤さんは「今後も大切に守っていきたい」と話した。

2017年7月14日 無断転載禁止

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