女子ログ 別れと出会い

 朝、いつものように出勤する準備をしていると、母から電話があった。祖母が夜中に亡くなったという知らせだった。

 突然すぎて涙も出ず、慌ただしく帰省する準備をした。島根に着いて、祖母と対面して初めて涙がでた。

 もう90歳ではあったが、病気でもなく、3月に会った時には元気だった。眠るように亡くなったそうだが、こんな前触れもなく、突然人って死ぬんだなぁということがとてもショックだった。

 姉が通夜の帰り道に「こうやってみんなを見送っていくんだね」と言った。その言葉を聞いた時、人生の無常さを感じ、言葉にできない切ない気持ちになった。大切な人を見送っていくつらさを味わっていくのは避けられないことなんだと、悲しみや人生のはかなさに思いを巡らせた。

 ただ、すてきなこともあった。東京に帰る前、臨月を迎えている親友に会いに行った。おなかを触らせてもらうと、赤ちゃんが動いた。「亡くなる命もあれば、生まれる命もあるんだね…」とうれしくなって泣いた。その後、無事に生まれた知らせを聞いた時はもっと泣いた。本当にすてきなことだった。

 亡くなったのは悲しいけれど、おばあちゃんから大切なことを教えてもらったような気がする。家族や友達、今いる大切な人をもっと大切にしたいと思った。

 (松江市出身、東京都在住・のんびより)

2017年7月14日 無断転載禁止