国宝松江城「すごいね」 歴史や仕組み 親子20組学ぶ

宍道正年専門官(右)から松江城の柱の仕組みについて説明を受ける親子連れ
 「親子で学ぶ国宝松江城」が15日、松江市殿町の松江歴史館周辺であった。親子20組計43人が城周辺を散策しながら、松江城の歴史や仕組みを学び、国宝への理解を深めた。

 参加者は、同館の宍道正年専門官(69)の案内で、城内の石垣の造りなどを見学。石垣の上にある塀には2種類の穴があり、宍道専門官が「真四角は鉄砲、長方形は弓矢を放っていた」と説明すると、子どもたちは穴から外をのぞいたり、鉄砲を撃つしぐさをしたりした。

 天守では城の柱の仕組みを学習。上の階から垂直に下りてきた柱を横方向の梁(はり)で受けて外にずらすことにより、建物中心に過重がかからない独自の設計であるとの解説を受けると、「すごいね」などと言いながら、柱や梁を見詰め、先人の生み出した手法に思いをはせた。

 松江歴史館では、開府の歴史を紹介する映像を鑑賞し、「現代の名工」の和菓子職人・伊丹二夫さんが作った和菓子を味わった。

 島根大付属小3年の向吉拓人君(8)は「中の仕組みまでじっくり見たのは初めて。松江城をこれからも大切にしたい」と関心が高まった様子で、母親の奈々枝さん(39)は「しっかり考えて建築されているのがよく分かった」と話した。

 県内企業45社で展開する「国宝松江城を守り、伝えるキャンペーン」の一環で、山陰中央新報社が主催した。

2017年7月16日 無断転載禁止

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