女子ログ 草むらの友だち

 わが家の柴犬は、自然の中を走り回るのが大好き。広い河川敷や山道で長いリードにしてやると、大喜びで全力疾走。全身が隠れるほどの草ぼうぼうの中にも果敢に飛び込み、キジや野ネズミを追いかけては大はしゃぎ。もともと山奥の家で生まれた子なので、そういう場所は特に血が騒ぐらしい。

 ひとしきり遊び回ると、体中ひっつき虫(植物の種子)だらけになって、ドヤ顔で戻ってくる。茶毛のはずが、見事に緑レンジャーに変身。後始末も大変だ。

 ある時、いつものように背の高い草むらの中を縦横無尽に駆け回っていると、いきなり黒っぽい野生動物とじゃれ合いになり、そのまま転がるように飛び出してきた。

 「ええっ、イタチ!?」。あわてて引き離すと、イタチは一目散に逃げ去った。当の愛犬は、猟犬気分で、またもドヤ顔。しかしよくよく見れば、首の後ろに小さな二つの牙の痕。プッ、かまれとるやんけ。

 連れて行った動物病院の先生も、「イタチにかまれたぁ? プッ!」。思わず噴き出す。化膿(かのう)止めの注射をしてもらいつつ、私も苦笑。やんちゃな子ほどカワイイもので。

 犬を草むらで遊ばせる時は、蛇やマダニに要注意だが、それ以外にも思わぬ伏兵が潜んでいることを学んだ日であった。

(安来市・あのねチョビ)

2017年7月25日 無断転載禁止