きらめく星 土星と8月8日の月食

前回見られた月食の途中(とちゅう)の様子。今回はこの程度(ていど)欠ける=2014年10月8日、三瓶自然館サヒメルの天文台で撮影(さつえい)
この夏の夜空の見どころ

 夏休みに入りました。この夏の夜空の見どころを紹介(しょうかい)しましょう。注目は土星(どせい)と月食(げっしょく)です。

 土星は環(わ)のある姿(すがた)がユニークな天体です。今、土星は午後9時ごろ、南の空でたいへん明るく光っていて見ごろです。もし望遠鏡(ぼうえんきょう)を持っていたら、土星に向けてみましょう。もちろん、望遠鏡を持っていない人も多いと思います。その場合は天体観察会に参加すれば、簡単(かんたん)に土星が楽しめます。

 特に夏休みは、それぞれの地域(ちいき)の施設(しせつ)でよく天体観察会が開催(かいさい)されています。広報誌(こうほうし)などで日にちと場所を調べ出かけると、きっと望遠鏡で土星の環を見せてもらえるはずです。さらに、それ以外の天体や星座の観察もできることでしょう。

 8月8日には、満月(まんげつ)が欠けていく月食が見られます。こちらは望遠鏡なしで十分に観察できる現象(げんしょう)です。

 月食は太陽、地球、月が一直線に並(なら)ぶとき、月が地球の影(かげ)に入ることによって起こります。3年前には山陰(さんいん)で月全体が地球の影に隠(かく)される皆既(かいき)月食が見られましたが、今回は月の一部が隠されて欠ける部分月食が見られます。

 午前2時22分に月が欠けて見え始め、3時21分には4分の1ぐらいが欠けます。そこから、月がまた元の状態(じょうたい)に戻(もど)っていき、4時19分に月食が終了(しゅうりょう)します。もし双眼鏡(そうがんきょう)があれば、より詳(くわ)しく観察できます。天候に恵(めぐ)まれることに期待しましょう。

 土星や月食以外にも、夏休みは天体を観察するよい機会です。毎晩夜更(まいばんよふ)かしすることはおすすめしませんが、計画を立てて、月や星座(せいざ)、天(あま)の川(がわ)や流れ星など、夜空を眺(なが)めてください。

 なお、三瓶(さんべ)自然館サヒメルでは、毎週土曜日のほか、今年は8月11~14日に大型望遠鏡を使った天体観察会を開催します。ぜひ来てください。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)

2017年7月26日 無断転載禁止

こども新聞