輝(き)らりキッズ ソーラン節はつらつジャグリング

ポイを手にパフォーマンスを見せる吾郷風真君=松江市古志原4丁目、古志原小学校
「喜んでもらうとうれしい」

吾郷 風真(あごう ふうま)君 古志原小(松江)4年

イベント出演(しゅつえん)へ 練習に力

 「見ている人に喜んでもらえるとうれしいから」。吾郷風真(あごうふうま)君(9)=松江(まつえ)市立古志原(こしばら)小4年=はその思いを胸(むね)に、市内外の保育所(ほいくしょ)や福祉施設(ふくししせつ)を訪(おとず)れ、ソーラン節やジャグリングを披露(ひろう)しています。今年も夏のイベントシーズンに向け、練習に力が入ります。

 「南中(なんちゅう)ソーラン踊(おど)り隊(たい)いくぞ! かまえ!」。吾郷君の掛(か)け声でソーラン節の音楽が始まります。力強い太鼓(たいこ)のリズムに合わせ、「どっこいしょー」「ソーランソーラン」と大きな声が響(ひび)き渡(わた)ります。

 吾郷君がソーラン節を習い始めたのは、物心が付く前の2歳(さい)ごろ。きょうだいの影響(えいきょう)で気付いたら一緒(いっしょ)に踊っていました。所属(しょぞく)するのは「南中ソーラン踊り隊『絆(きずな)』」。小4から大人まで15人が所属しており、週1回2時間ほど、ソーラン節や、岡山(おかやま)県発祥(はっしょう)の音頭(おんど)「うらじゃ」などの練習に励(はげ)みます。

 「もっと声出して」「笑顔(えがお)で」。団体(だんたい)の代表で、指導(しどう)を行う父吾郷孝博(たかひろ)さん(50)がメンバーに声を掛けます。吾郷君は生き生きとした笑顔を見せ、おなかの底から声を出します。「みんなで汗(あせ)を流して、一緒に踊るのが楽しい」と吾郷君。パフォーマンスを披露すると涙(なみだ)を流して喜んでくれるおじいさんやおばあさんもいます。「拍手(はくしゅ)してもらったり、声を掛けてもらえるとうれしい」とやりがいを話します。

昨年夏のイベントでソーラン節を披露する吾郷風真君(前列左端)とメンバーら=松江市殿町、松江城
 吾郷君はジャグリングの練習にも力を入れています。始めたのは、小学1年のとき。「お兄ちゃんがやっているのを見て、かっこよかったから」ときっかけを話します。

 吾郷君が取り組むのはジャグリングの一つで、重りの先にナイロン製(せい)の約1メートルの細長いカラフルな布(ぬの)が付いた「ポイ」です。もとはニュージーランドの先住民、マオリ族の儀式(ぎしき)に使用されていました。

 リズムよく回さないと、布同士が絡(から)まったり、きれいな軌道(きどう)が描(えが)けません。吾郷君はポイの技(わざ)が紹介(しょうかい)してある本を見たり、人に聞いたりしながら、何度も練習して技を習得しました。「今までできなかった技ができるようになった瞬間(しゅんかん)が一番うれしい」とはにかみます。

 練習を見守る孝博さんは「リズム感があり、誰(だれ)よりも負けず嫌(ぎら)いなところが技の習得につながっている」と話します。今、挑戦(ちょうせん)しているのは「5(ファイブ)ビートウィーブ」という難易度(なんいど)の高い技。周囲にできる人はいません。吾郷君は「完璧(かんぺき)にして、イベントで披露したい」と意気込(ご)みます。

 これからのイベントシーズンは大忙(おおいそが)し。土日はほとんどイベントに飛び回ります。「みんなで出掛けて、パフォーマンスをするのは楽しい。ずっと続けていきたい」。吾郷君の暑い夏が始まります。

<プロフィル>

【好きな教科】体育

【好きな食べ物】スイカ

【将来(しょうらい)の夢(ゆめ)】

 ポイマスター、サッカー選手

2017年7月26日 無断転載禁止

こども新聞