三瓶の放棄地解消 藤原さん(池田小6年)「子ども国会」で提言

「子ども国会」への登院に向けて意欲を語る藤原杏菜さん(中央)。右は母の章子さん
 参議院の設立70周年を記念し、30~31日に国会議事堂(東京都)で開かれる「子ども国会」に、島根県大田市立池田小学校6年の藤原杏菜さん(11)=大田市三瓶町=が「子ども国会議員」として、県西部からはただ1人参加する。三瓶山麓に暮らす実体験を踏まえ、耕作放棄地の解消策などを提言する考えで、26日に同市大田町の市役所を訪れ、竹腰創一市長に意気込みを語った。

 子ども国会は、全国の応募総数1107人から選出された小学5、6年生150人が「登院」し、家族や故郷、五輪などテーマごとに分かれた六つの委員会で意見交換し、まとめた内容を現職の国会議員らが見守る中、参院本会議場で報告する。

 学校や家族から勧められて応募したという藤原さんは、命や環境の大切さをテーマにした委員会に参加する。農業を営む祖父の影響で親しんだ三瓶山麓の農地や景観が、農業従事者の減少などで耕作放棄地となっていくことに危惧を唱え、三瓶産のコメの消費拡大、都会地からの農業体験や移住・定住の促進などを通して、地域を守る必要性があると訴える。

 母の章子さん(44)と来庁した藤原さんは「大好きな三瓶の自然、農業、人の温かさがいつまでも続くように、大田市の小学生を代表して頑張りたい」と話した。対応した竹腰市長は「三瓶や大田の良さをしっかりとPRしてきてほしい」と激励した。

 子ども国会には、県内からは藤原さんを含めて児童3人が参加する。

2017年7月27日 無断転載禁止