ミス少なさ勝敗分ける 優勝の大田二基本に忠実 島根県中学野球大会

27年ぶり2度目の優勝を果たし、グラウンドを行進する大田二ナイン=江津市民球場
 第71回島根県中学校優勝野球大会(島根県中体連、山陰中央新報社など主催、島根電工特別協賛)は26日、大田二が27年ぶり2度目の優勝を果たした。高い投手力に加え、勝負どころでのミスの少ないチームが勝ち上がり、競った試合で普段通りのプレーをする大切さが浮き彫りになった大会だった。

 優勝した大田二は、チーム打率が8強に進出したチームの中でトップの2割9分2厘。他校の手本になる基本に忠実なセンター返しに加え、全31安打のうち半数近い14安打を下位打線が放ち、切れ目がなかった。

 投手陣は力のある直球で押す主戦右腕岩谷晟太郎と低めに変化球を制球した左腕田中康顕が4試合で1失点。内野陣が軽快なフットワークでもり立てた。

 50年ぶりに決勝に進出した三刀屋は接戦に強かった。強打者が少ない分、ヒットエンドランなど足を絡めてミスを誘った攻撃が見事だった。全試合を完投した右腕内田智也は、疲れが見えた決勝を除いて防御率は1・29。ピンチで強気に内角を突く投球が光った。

 4強入りした江津、大東は投打にレベルの高い選手がそろった。

 江津は西村誉、天野輝一ら中軸が10打点中7点と勝負強さを発揮。大東は主戦右腕山本皓志が糸を引くような直球でけん引した。同じく速球を武器にした邑智の左腕岡山倖樹との投げ合いは、観客をくぎ付けにした。

 大会を通じ、勝負どころでの守りのミスが失点につながるケースが目立った。トーナメントでは練習通りの力を出せるチームが勝ち上がる。大田二、三刀屋は本来のプレーで中国大会でも強豪と渡り合ってほしい。

2017年7月28日 無断転載禁止

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