女子ログ  夏のトラウマ

 ♪夏がく~れば思い出す~のは、はるかな尾瀬ではなく、良くない思い出ばかりだ。とりたてて大きな出来事のない平凡な人生の中で、良くないことが起きるのが、たいてい夏場なのだ。

 足を骨折して人生初入院をしたり、腰を痛めて立つことができず1週間寝たきりになったり、車では隣家の塀に突っ込み修理費が数十万円かかったり、当て逃げにあったり、といった具合。毎年起きているわけではないが、こうも夏場に集中すると、また何かあるのではと毎年、夏が終わるまでは気が気じゃない。

 でも、ポジティブにとらえると、骨折で入院した時は、初めて救急車に乗れたし、何もしなくても三食出てくるし、水郷祭の花火も、外に出ずに涼しい病院内から見ることができた。腰を痛めた時は、親身になってアドバイスをくれる腰痛持ちの知人がたくさんいることを知って、人の世の温かみを実感した。

 車は安全運転を心掛けるようになり、以後事故はなく、当て逃げした人は警察が見つけてくれて解決した。

 普段とはちょっと違うトラブルが起きても、それも経験。新たな発見や成長もあれば、悪いことばかりではない。むしろこの程度で済んでいるのはありがたいことだと思う。けど、できれば今年の夏は何もなく過ぎますように。

(松江市・かなた)

2017年7月28日 無断転載禁止