ホッケー横田女子 19年ぶり4強 南東北高校総体

【ホッケー女子準々決勝・横田-今市】後半29分、相手のペナルティーストロークを止める横田のGK青木珠美(奥)=米沢商高
 全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体」第4日は31日、山形、宮城、福島3県で11競技・種目が行われた。ホッケー女子3回戦で横田が、今春の全国選抜準優勝の今市(栃木)を4-2で下し、1998年以来19年ぶりの4強入り。1日の準決勝で、優勝した95年以来22年ぶりの決勝進出を懸けて選抜優勝の丹生(福井)に挑む。

 レスリングで新種目の女子の個人56キロ級で向山凪(隠岐島前)は準々決勝でTフォール負け。卓球男子ダブルスの小林准也・川口育寛組(松徳学院)は4回戦で第1シードのペアに敗れて16強だった。

 第5日は1日、ホッケー、陸上、フェンシングなど12競技・種目がある。

冷静にセーブ勢い断つGK青木

 2度のリードを追い付かれる、苦しい展開。ホッケー女子で1998年以来19年ぶりの4強入りを決めた横田は、GK青木珠美が相手のペナルティーストローク(PS)を止めるビッグプレーでチームを救った。

 相手は春の全国選抜準優勝校。前半22分の先制点は同28分、後半4分の勝ち越し点は同10分、相手のゴールでそれぞれ同点とされた。取ってもまた取られる。同26分のゴールで3-2としながら、同29分に与えたPSはそんな嫌なムードでチームを包んだ。至近距離からフリーで放たれるPS。状況は圧倒的に相手有利だ。

 だが、青木は冷静だった。6・4メートル先の相手がボールのセット時に向けた目線を見ていた。「右」。だが、これはフェイク。「左に飛ぼう」と決めた。

 防具で固めた両脚を目いっぱい広げて構え、低い弾道で予想通りに来たシュートを左脚でブロック。これで相手の勢いも止めた。

 実は殊勲の守護神は「申し訳ない気持ちでいっぱいだった」という。苦しい展開となった責任を感じていた。「貢献できてよかった」と喜べたのは試合後。それもミーティング後、緊張が解けた仲間の、安堵(あんど)の涙の輪の中だった。

2017年8月1日 無断転載禁止

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