益田・匹見ワサビ多彩に楽しんで 生産再興へ4施設フェア

益田市匹見町産のワサビをPRする「わさびグルメフェア」で提供される多彩な料理
 益田市匹見町特産のワサビをPRする「わさびグルメフェア」が1日、同町内の飲食店や道の駅の計4施設で始まった。落ち込んでいるワサビ生産を再興しようと、同町の官民でつくる匹見地域ワサビ活用推進会議(安藤達夫会長)が初めて企画。9月末までの期間中、多彩なアイデア料理や加工食品を提供し、匹見ワサビの魅力を伝える。                 

 いずれも同町匹見の「匹見峡温泉 やすらぎの湯」「匹見峡レストパーク」「森の洋食屋さん ねむの木」と、同町道川の「道の駅 匹見峡」がフェアに参加している。

 やすらぎの湯では、フェアに合わせ、ワサビとイノシシ肉の生春巻きと葉ワサビの巻きずし、ワサビを練り込んだみそを添えた「鮎(あゆ)わさび味噌(みそ)焼き」の3メニューを開発。ねむの木も、プリンに似た洋風スイーツ・カタラーナとおろしワサビを組み合わたデザートを考案した。

 匹見峡レストパークを合わせた3施設では、郷土料理のうずめ飯やワサビのしょうゆ漬けも提供。道の駅では、ワサビの加工食品を扱っている。

 益田市によると、同町産のワサビは最盛期の1950~60年代、年間300トンが収穫されたが、生産者の減少を主因に、16年度は約30トンまで減った。販売単価も、ピーク時の5分の1となる1キロ当たり4千円まで下落しているという。同会議は、特産ワサビの復活と町外客へのPRを図るため、フェア開催を決めた。

 安藤会長(54)は「多くの人に、ご当地の名物を味わっていただきたい」と話し、フェアの盛況を期待している。

2017年8月2日 無断転載禁止