勝田(開星)陸上男子110H初優勝 南東北高校総体

【陸上男子110メートル障害決勝】向かい風0・7メートルの中、14秒19で圧勝した勝田築(開星)=NDソフトスタジアム山形
 全国高校総体「はばたけ世界へ 南東北総体」第6日は2日、山形、宮城、福島3県で13競技・種目が行われ、陸上男子110メートル障害で、昨夏2位の勝田築(開星)が初優勝した。

 レスリング男子個人66キロ級の井勢珠維(倉吉総合産)は準々決勝で敗れ5位。フェンシング女子個人サーブルの井塚千晶(安来)は16強によるブロック代表決定戦に進んだ。バドミントン男子個人シングルスの松下修基(鳥取敬愛)は4回戦で敗れ16強だった。

 予選が行われた弓道団体の男子で倉吉西は落選。松江北と、女子で昨夏3位の倉吉西、出雲はそれぞれ32校で争う決勝トーナメントに進んだ。テニス団体で山陰両県勢は男女とも初戦で姿を消した。

 第7日は3日、体操、フェンシング、ボートなど8競技・種目が行われる。

ラスト加速 「1位しかない」信じた

 大舞台での強さを遺憾なく発揮した。陸上最終日の男子110メートル障害で昨夏中国総体2位の勝田築(開星)が向かい風を切り裂く疾走で14秒19をマークし、2位に0秒11の大差をつけて優勝。ゴールに飛び込むと両拳を握りしめて勝利の雄たけびを上げた。

 中国大会4位でインターハイ初出場を決めた昨夏は走るたびに記録を更新し、今も自己ベストの14秒18で、銀メダル。中国大会優勝で乗り込んだ今回は「1位しかない」と信じていた。

 予選は組1着、準決勝は全体トップタイムで通過。不得手のスタートでやや遅れた決勝も「後半にいける」と揺るがなかった。100メートル10秒64とこの1年で0秒27伸ばしたスプリント力で追い上げ、中盤で並ぶと、残り3台でさらに加速。ハードルをかすめながら向かい風に負けない力強い走りで押し切った。

 優勝候補の重圧をものともしない走りは、100メートル10秒24の山陰記録保持者の石倉一希コーチも「狙い通り」と絶賛。

 「驚きとうれしさがごちゃ混ぜだ」。味わったことのない感激の中で、高校山陰記録(14秒05)に届かず「先輩をタイムで上回りたかった」と次の目標も見つけ、大収穫の夏となった。

2017年8月3日 無断転載禁止

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