石見で働く魅力学ぶ 江津、浜田で大学生らツアー UIターン者と意見交換

昼食を囲みながら戸田耕一郎さん(奧)と意見交換する学生
 石見地域のUIターン者らを訪ね、仕事のやりがいについて学ぶバスツアー「Deep(ディープ) Iwami(イワミ) 1day(ワンデイ) tour(ツアー)」が3日、江津、浜田両市内であった。県内の大学生ら15人が飲食店や農業法人などで働く若者の講話を通じて、石見地域で働く魅力を感じ取った。

 地元就職について考える機会を提供し、若者の定住につなげようと、ふるさと島根定住財団石見事務所が初めて企画。就職活動前の大学生1~3年生が参加し、2班に分かれてゲストハウス、カフェなど計5カ所を訪問した。

 このうち、江津市松川町の古民家カフェ「蔵庭」では、同店経営者で、映像などのコンテンツクリエーターでもある東京都出身の戸田耕一郎さん(41)が、自身の移住した理由を紹介した。

 戸田さんは「たくさんの人に喜んでほしい」との思いでカフェを始めたエピソードを披露。同業の競合が少なく、民間や行政のサポートが整っている点を挙げて「島根には本当にやりたいことが実現できる環境がある」と強調した。

 昼食を囲んだ意見交換では、学生たちから「移住にあたって不安はなかったか」「やりがいを感じるのはどんな時か」といった質問が飛び、戸田さんが丁寧に答えた。

 参加した県立大2年の那須寛大さん(20)は「都会地でなくとも、アイデアや熱意次第でできることがたくさんあると感じた。人生設計の参考になった」と話した。

 夜には訪問先のUIターン者との交流会もあった。

2017年8月4日 無断転載禁止