ノーベル賞天野教授「新聞は世界映す鏡」 名古屋で全国大会開幕

第22回NIE全国大会で青色発光ダイオード(LED)を手に講演する天野浩名古屋大教授=3日午後、名古屋市
 教育現場で新聞を活用する「NIE」(教育に新聞を)の実践報告をする第22回NIE全国大会が3日、名古屋市で2日間の日程で始まった。「新聞を開く 世界をひらく」がスローガン。

 開会式であいさつした日本新聞協会の白石興二郎会長は「グローバル化で情報の真偽を見極める力が必要になっている。NIEでもメディアリテラシーが大きな課題だ」と強調した。

 ノーベル物理学賞を受賞した天野浩名古屋大教授=写真=は記念講演で「大学で英字新聞を読もうとしたが1カ月で挫折した」とのエピソードを披露して笑いを誘い「新聞を読むようになって分かるのは、研究の羅針盤だということ。今の世界を映す鏡なので、若い人たちには新聞を素材にして明るい未来をつくってほしい」と呼び掛けた。

 新聞に関する座談会も開かれた。愛知県立時習館高校3年の鈴木杏奈さん(17)は、関心がある記事は切り抜いているといい「家族にひいおばあちゃんもいるので、高齢化社会の問題についての記事をよく読んでいる」と笑顔で話した。

2017年8月4日 無断転載禁止

こども新聞