吹奏楽部合宿“里帰り” 広島城北中・高「慣れた旭で」望む

廃校を活用した地域交流施設「木田暮らしの学校」で練習に励む広島城北中・高校の吹奏楽部員
 広島城北中・高校(広島市東区)吹奏楽部が2年ぶりに浜田市旭町で合宿している。長年会場にしていた同町今市の旭センターが使えなくなり、昨年は広島県北広島町に場所を移したが、生徒と教員は20年以上前から慣れ親しんだ旭町での合宿を望み、廃校を活用した地域交流施設を使うことで“里帰り”が実現した。

 広島城北中・高校は中高一貫の私立男子校。吹奏楽部の中学1年から高校2年までの36人と教員2人が1日から4泊5日の日程で、浜田市旭町木田の旧木田小学校舎を活用した地域交流施設「木田暮らしの学校」で練習し、夜は同町内の旅館に宿泊している。

 夏合宿は20年以上前から旭町で実施されてきたが、練習場だった旭センターが消火設備の老朽化などで解体される方針となり、昨年の夏合宿は、広島県北広島町の芸北国際スキー場で実施した。今年は山口県の施設に仮予約をしていたが、慣れた旭町での実施を望む声があり、浜田市広島PRセンターが仲介して、木田暮らしの学校での実施が決まった。

 同部OBでもある大前和音(かずね)顧問(31)は「生徒も自分自身も旭町は落ち着く。夏に『帰ってきた』という思いが強い」と語る。部長の日高悠希さん(16)は「初めて木造校舎に入ったが、すごいと思った。毎年、合宿は旭町でするものだと思っている」と練習に汗を流している。

2017年8月5日 無断転載禁止